■2013年 WEC富士6時間レース遠征レポ■

今回の遠征レポートはレース観戦です。
珍しいデショ?

昨年から始まったFIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)、通称『WEC』。
詳しいことはWikipediaを読んで頂くとして、もの凄く簡単に言っちゃえば、
「ル・マン24時間レースの世界シリーズ戦」ってトコロです。
参加車輌もル・マン規定のマシンにルールもル・マン24時間レースと同じ規定(一部除く)。

この世界シリーズ戦の1戦が富士スピードウェイで行われます。
日本でル・マン参戦マシンが見れる唯一のレース。
車に興味を持った頃からル・マン24時間レースやル・マン規定のマシン(主にプロトタイプ)の
大ファンだったうらじーにとっては「行かなきゃダメだろ!」的なレース。
遂に去年、レース観戦処女をこのWEC富士にて喪失////
2012/10/18 ブログ参照)
そして今年も第6戦として富士スピードウェイで開催されることになり、
当然の如く、ウキウキウォッチング気分で観戦しに行って来ました。


昨年は深夜出発で決勝のみの観戦でしたが・・・・・・

今年は土曜日の予選から行動することに。
って、そう決めたのは当日(土曜日)の朝なんですけどね。
宿は元から取っているし、一部を除いてチケットで入場・観戦もできるので、
「じゃあちょっと早めに行くか―」って気になっただけ。
つまり善は急げってことです←?

加えて、最近出番の少ないシーマさんで出掛けることにしましたよ。
GTマシンなんだから、こーゆーレースに連れて行ってあげないとねw
曇り空でしたが、富士山がワリとハッキリと目視できる天候。
これならなんとか天気は持つかな?


なんとか予選開始に間に合う時間に富士スピードウェイに到着。

駐車場へ行く途中、歩道を歩く人から「なんだアレ!?」的な目で見られて快感。
スッピンでこれ。痛車ならドゥーなることやら←


さて、今回のWEC富士観戦のアイテムとして一眼レフカメラを用意してきました。
正直、この日の為に購入したと言ってもいいぐらい。
昨年の観戦でコンデジ撮影の限界を感じましたからね。

腕も知識もないのに一眼レフカメラとか・・・・・・
いやいや、誰だって「最初」はあるのだから恥じる事はない!
「17歳JK、処女です」
これと一緒!(違います


まずはアドバンコーナでGTクラスの予選を撮影。





とにかく「下手な鉄砲、なんちゃらや」の精神でジャンジャン撮影。
流石にコンデジ撮影と比べたら、こんなズブの素人でも
それなりの写真が撮れましたよ、奥さん。
しかし“思うように”撮影ができない。つか当たり前ですけど。
使い慣れてない一脚にも、ちょいと悪戦苦闘。
ワシの股間の一脚の扱いならプロ級なのに(あほう

続いてLMPクラスの予選の撮影はスタンドから。





ホームストレートを全開で走るレーシングカーの撮影、難し過ぎて嘔吐←
無謀なんて分かっちゃいるんだ・・・・分かっちゃいるんだYO!
ピットに戻る減速したマシンを狙うしかなかったですわ。

それでもファインダーを覗きこんでマシンを追う撮影はなんだか新鮮。
一眼レフカメラの魅力を感じた瞬間でした。
こうやってカメラ沼にズブズブと(オオコワイコワイ
明日は今日の反省を踏まえた上での撮影をしよう。


帰る前にスタンド裏のイベント広場を散策。



トヨタにアウディ、ポルシェ、マツダがブースを出してました。

昨年型のマシンをトヨタ・アウディ共に展示。間近で見れるのはありがたい。

このR18の棒状LED作業ライトの様な配列のヘッドライトが好き。
単純にこの形状がカッコいいかと言われれば「?」だけど迫力はあるよねー。
ヘッド点灯も流れながら1灯1灯ついていく演出もニクいし。
なんかカスタムカーを見ているようでw

と、ブースを回っている最中、パラパラと小雨が落ちてきた。
うーん、遂に降り出してきたか。
ここで富士スピードウェイを離脱することに。
予選中に降り出さなかったのはラッキーだったね。


ホテルに到着。今回は箱根です。



あれです。いつも東京で利用しているホテルの系列店です。
昨年の春に温泉利用で来たことはありましたが、宿泊は今回が初めて。

面白いことにホテル内では浴衣での行動がOKなので、
ロビーカフェもレストランも何処でもドレスコード無しで入れます。
温泉地箱根ならでわ、ってトコロですかね?
なんなら温泉っぽくタオル1枚でも(ry

いつも都会のホテル泊まりだったので、こーゆー観光地での宿泊は新鮮。
唯一残念だったのは、部屋からの景色が雨の為に霧がかっていたところ。
晴れていれば箱根の山々が見れたかもしれないけど今回はお預け。
それでも窓から見える木々の景色は何処か神秘的で幻想的な感じでした。
あぁ、明日はレースが出来る天気になるといいなぁ・・・・・・



翌日朝。
残念ながら昨夜の祈りは通じず雨。

それでも、このぐらいの雨ならなんとかレースが出来そうな感じ。
これ以上、悪天候にならないでくれよ、おとっつぁーん。

同人関連でお付き合いのあるぺーすのーとさん

去年に引き続き、ぺーすのーとさんもWEC観戦に来てました。
流石にガチ撮影者のぺーすのーとさん、機材等の荷物がハンパない量。
車で来た自分より荷物が多いってなんなんwww
ホント気合入ってるなー、と関心。
彼、同じぐらいに黒ストとかおっぱいとかアンミラにも気合が入っt(ry

今年も『ル・マンスピリットクラブ』のチケットを購入したので、
ピット2階のホスピタリティルームの利用ですよ。

真下はピットエリアで当然ピット作業も良く見えるし、
各TVモニターで中継、及び順位等のタイミングモニター表示。
フリードリンク制でコーヒー・紅茶・各種ソフトドリンク・酒類も豊富。
とにもかくにも、高いチケット代を取るだけの価値はあります。

ピットウォークは、ちょっとウロウロしたぐらいで切り上げ。

で、早上がりしたワリにはEVマシン「ZEOD RC」のデモランを見逃すという失態を犯すorz
だって走行音が聞こえないんだもん!(当たり前な言い訳

でも泣かない。
次はお待ちかね、グリッドウォークのお時間だからです。

とにかくマシンを間近で見れるのはこのグリッドウォークしかありません。
これだけの為に高いチケッ代トを払ったと言っても過言ではない。
今回はピットウォークよりも完全にグリッドウォークに全力投球感ですわ。

しかし時間が経つにつれ雨の降り方が段々と増してくるではないですか。

浴衣のグリッドガールちゃんも大変だ。
えっ、濡れ浴衣?お・・・・・おおっ(謎の前屈姿勢

これから数十分後にレースをする戦闘前状態のマシンを間近で見れるのは最高。
それらのマシンは嘘・偽りのない“生”の姿な訳ですよ。

個人的にはボディワークやパーツ、細部に目がいってしまいますね。
もちろんウチのシーマの参考になるネタ探しですよwww
やっぱり「ちゃんと理由のあるカタチ」ってのはカッコいい!

ちょっと話は逸れるのですが、今回やっと確認できたのがこの911RSR。

いやね、Fバンパーのフォグ周りが黒塗装(と、いうか未塗装)でTVや雑誌写真で
見ていてもイマイチ造形が分からなくて気になってたのですよ。
直で見ることができて、やっとスッキリ解決。結構エグれてるのね。

しかし雨が段々と強くなってくるなぁ・・・・大丈夫か?


時間は午前11時。いよいよ6時間レースのスタート。
ホスピタリティルームの窓からその時を見守りんぐ←ピット屋上満席だった

WECはローリングスタート方式。
この雨なのでペースカー先導・隊列走行でのスタート。


う・・・・う〜〜〜〜ん。
この水しぶきはヤバいね。
単純に見る方としてはマシン後方から噴水の様に飛ぶ水しぶきは
カッコイイ物がありますが、ことレース進行としては結構マズいコンディション。

予想通り数周の後、赤旗提示でレースは一時中断。

メインストレートで各マシンは待機。
これはちょっと珍しい光景。


流石にこの雨ではレース開始は無理ですわ。
えぇい、雨よ止め!
エロイムエッサイムエロイムエッs
(それは祈りとして無理

とにかく天候回復を期待しつつ、待ち時間にランチビュッフェ。

昨年も利用しましたが、なんか今年は一段とボリューミーになったような。
レース中断なので利用者大杉で行列でしたけどw
んで、この写真のサザエの料理がバカみたいに美味い。
シェフを呼べ!褒めて遣わす(えらそう

13時30分。
小雨になり再びペースカー先導の元、レースが再開することに。


が、ダメっ!




走り出すとまた降り出してくるという、まるでコントの様な天気。
こんな面白くないコントはいらない、と神を呪う。


結局2時間後に3度目リスタートを行うものの、状況は変わらず1週のみ走行。
その後、レース終了の判断がなされて、この順位(上の写真)での決勝結果となりました。
トヨタにとっては今シーズンWEC初優勝という結果になりましたが、
流石に不完全燃焼と言わざるを得ない内容な訳で。
もちろん自分も。

しかし、この天候でのレース開催は素人が見ても危険と分かるぐらいのコンディション。
他のスポーツと比べて危険が多く付きまとうのが自動車レース。
予期される危険を排除し安全を確保して、初めて競技を行えるってのが
自動車レースの大前提であり、基本だと思います。
今回のレース判断はもっともだと思います。
確かに残念だけれども、これもレースと言うべきでしょう。


しかしながら、運営側の計らいによって表彰式後、ピットレーンを開放。
ファンとチームとの交流の場を設けてくれました。この配慮はGJ!

薄暗くなったピットレーンを歩くのも、なかなか無い機会。


25号車の中野信治選手。気さくに握手・サインに応じてました。

こちらはトヨタのピット。

木下チーム代表(監督)が優勝のトロフィーを持ってきてくれました。
しかも希望者に代表自らが記念撮影をしてくれるというサービスっぷり。
おいおい、いーのかよw


当然トロフィー厨であるうらじーさんも
撮ってもらいましたwwwww

いや〜、いい記念になったわー。
うん、トヨタチームを御贔屓しちゃうかも?w


帰りはぺーすのーとさんをシーマで駅まで御送迎♂
しかし雨&街灯無しの道は運転し辛くて・・・・・・
途中、コースオフしてしまったり←
ぺーすのーとさん、スリルドライブ申し訳ないorz
つまりレースと同様、一般道でもそれだけ危険な状況な訳だったのよ(酷い言い訳

帰り道、進むにつれて雨が止んでいったのが悔しいなぁ。
あと数時間ズレていれば・・・・・・・・

三ヶ日JCTでクソ渋滞にハマったりしましたが、それでも予定通りに自宅へ帰還。
お疲れちゃーん。


雨で残念なレース観戦となってしまった今年のWEC富士。
意気込んで一眼レフカメラを出動させたのに残念至極。
こんな事態になるとは予想していませんでしたけど、
運よく予選を見に行ったのが唯一の救いだったかも?
一応“マトモ”に走っているマシンが見れた&撮れたのでね。

来年はポルシェがLMP1で参戦するので、
アウディ・トヨタとのワークス三つ巴の戦いが期待されます。
これはマジで楽しみで、今からレース妄想が膨らみます(健全
来年もWEC富士戦が予定されているので、是非とも観戦に行きたいですネ。
来年は晴れるといいな!





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